特集コラム

Column 13 東京高円寺阿波踊り

東京高円寺阿波踊り
2012/09/10

第56回東京高円寺阿波おどり(前編)

高円寺の阿波おどりの最終日の幕開け

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今年で56回目を迎える2012年高円寺東京阿波おどり最終日は、良すぎるくらいの晴天だった。今では西の徳島阿波おどり、東の高円寺阿波おどりと言われるほどの人気と知名度、そして期待感。

高円寺の阿波おどりは一年の中でも人出が多くなる日だ。観客だけでなく警察官、警備員、ロゴ入りTシャツ姿のスタッフの数も半端ではない。

高円寺駅の北口には神輿も出て、公式グッズの販売もされている。毎年この日を楽しみにしている常連さんたちがお昼過ぎには大きい通り沿いで場所取りをしている。

商店街には連(阿波おどりの踊り手の集団)が挨拶代わりに軽く踊っている姿もみかける。高円寺は商店街の数も多く、阿波おどりはそんな商店街の切磋琢磨から始まった。今では全国各地から高円寺の阿波おどりでの披露を目指して連を作り、稽古に励む連も少なくはない。

午後2時過ぎ頃よりウグイス嬢の観戦ルール等の放送が始まる。

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席取り禁止、と言われるも、車道の座席が解放される時を待つ人の群れは歩道に広がって行く。開始前になったら交通規制が敷かれ、車道の端にゴザが敷かれそこが特等席となる。そこから待たされること約2時間、4時15分になると交通規制が始まり信号も消えた。

歩道に座って待っていた人たちが一斉に立ち上がる。何度もウグイス嬢がルールを繰り返す。この時間が皆一番ざわついた。文句を言っている訳ではなく、期待に胸膨らむ瞬間だ。

そして4時半頃、ウグイス嬢の合図とともにスタッフの人たちがゴザを敷き始める、と同時に今度は前の方に並んでいる人たちから次々に座って行く。皆がそれぞれの観戦ポジションに落ち着くと、いつの間にか、何処に居たのだろうと思うくらい沢山の連が団体で姿を現す。連の構成は子供たち、女踊りの踊り手、男踊りの踊り手、お囃子人たち。期待がさらに高まる。

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あと少しそう思うと。さっきまで暑く苦しいと思っていた私自身もそんなことは忘れてしまい、違うドキドキに変わる。ウグイス嬢の声も一段と高くなり、時間を知らせるタイミングも間隔がだんだん短くなる。

開始5分前になると、1分置きになった。そうなると人間心理は面白いもので観客の気持ちも本当に盛り上がって来る。小さい子たちも慣れている子達なのか、泣く子が一人もいないのが不思議だった。連も出発の位置にそれぞれ準備する。

親子二代や三代で踊る人も珍しくないのか、お母さんらしき人がおむつをしていそうな小さな子どもの衣装をしきりに直したりする光景も頼もしい。ウグイス嬢が今までで一番の声を出す。「さあ皆さん一緒にカウントダウンしましょう・・・5、4、3、2、1・・・」。

ドンとお囃子が鳴り、目の前の連が勢い良く踊りはじめる。東京高円寺阿波おどり、最終日の幕が開いた。

■ 東京高円寺阿波おどり
http://www.koenji-awaodori.com/
開催日程:2012年8月25日(土)・26日(日)午後5時-8時
開催場所:高円寺広域

 

文・取材 / 松岡美子
青色申告会

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