特集コラム

Column 8 高円寺の古着

高円寺の古着
2011/01/11

黒BENZ

column8010_01.jpg ボロボロのクラシックな黒BENZ

世界のならず者をテーマに古着があつめられたこちらのショップ。

「ジムジャームッシュ監督の初期から中期の映画作品に出てくる人物のファッションが好きで影響を受けました」という店長のシンボさんは、とても穏やかな人柄。

黒BENZという店名も、見た目がギラギラではなく、ボロボロでポンコツ気味のクラシックな車体を連想してみるとショップのテイストもイメージしやすい。

厳選されたアイテム

飾られた品々はどれも本場物。USの西海岸を中心に仕入れにいくという。

40‘Sから50’Sのキャバジン素材のパンツ・シャツ・ジャケットなどのアメリカンヴィンテージ、アジア山岳地帯の少数民族・アフリカン等のヴィンテージ衣装、スタッズのライダースジャケット・リストバンドなど、現行でつくられているものにはない、その時代にしかできなかったようなデザインやムードがある古着を厳選してそろえている。

古きよきスタイルも、フリースタイルも

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パンクロッカー、ラスタマン、ルードボーイ、テッズ、ビート、ノーウェイブ、ロカビリー、スキンズ、ブラックメタル、ホームレス、マフィア、ヒッピー、ヘルズ、フラッパー、クラスティー、スラッシャー、モッズ、ロッカーズ、オールドスクールなどなど。

服飾や美容関係の専門学生、美大生、バンドマンなどの10代から30代を中心に、年配者では50代の人も少なくない。男女比率は7:3。はじめて訪れても目を奪われるものばかりだ。

ショップのスタイルを押しつけることは全くなく、自分なりの感覚で気軽に古着を楽しんでほしいというのが黒BENZスタッフの考え方。

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新石器時代のブレスレットから秘密結社のアイテムまで

古いアイテムだと1800年代後半から1900年初頭のアイテムまである。
そしてこれは特別だが、一番のオールドアイテムは新石器時代のブレスレット。もはやヴィンテージという言葉ではおさまらない。

また、大統領クラスの人間も所属する世界的な秘密結社“フリーメイソン”の衣装もある。
裏で世界を牛耳るといわれる要人たちが実際に身に着けていたものを、「黒BENZ」を訪れれば誰でも身につけられる。聞いただけでゾクゾクする人もいるだろう。

■ 黒BENZ
住所:東京都杉並区高円寺南4-24-12 
営業時間 :13:00―21:00 年中無休
TEL:03-5306-2033

文・取材 / 古川晋也

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